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参加レポート:2018/04/06 第180回JLP定例会「事務所まわり(通信機器、事務機器)を見直し~これで実現する経費削減」


4月6日(金)19時、大阪業創造館にてJLPの第180回目の定例会が開催されました。今回は「事務所まわり(通信機器、事務機器)を見直し~これで実現する経費削減」というテーマで、株式会社バリーダの営業コンサルタントである米田裕代様にお話しいただきました。

事業経営をする上で電話や複合機といった通信機器・事務機器は欠かせませんが、種類が多く料金体系も複雑で、どれを選べばよいのか判断に迷います。今回の講演では、①携帯電話、②固定電話、③複合機の3つを取り上げて、それぞれの特徴や経費を削減するための工夫を教えていただきました。

まず携帯電話について。格安の携帯電話本体と格安SIMを組み合わせた「格安携帯」を利用すると、NTTドコモ等の大手キャリアの電話より料金は安くなります。これは、格安SIMを取り扱う事業者である「MVNO」(Y!モバイル、UQ mobile等)は宣伝広告や開発費用があまりかからないからです。ただし、格安携帯を使う場合、キャリアメール(@docomo.ne.jp等)が使えない、話し放題プランがないといったデメリットには注意が必要です。また、キャリア提供のスマートフォンであっても、法人プランを利用すればオリジナルプランとして柔軟なサービスが可能になるということでした。

次に固定電話について。会社事務所等で一般的に使われている固定電話はビジネスホンと呼ばれ、利用するためには電話機本体だけでなくPBX(主装置)が必要ですが、従来のPBXは高額です。しかし、紹介していただいた「INNOVERA」というサービスは、社内電話をクラウドで管理するというもので、高額なPBXの購入は必要なく経費削減ができます。しかも、このINNOVERAは固定電話だけでなくスマートフォンやパソコン、タブレットもビジネスホンとして使用することができ、デフォルト設定で通話を録音する機能がついている等、非常に便利です。

最後に複合機について。複合機の料金体系は、本体代だけでなく、利用するごとに印刷代がかかる仕組みとなっており、それがメーカーや販売店の利益を生んでいました。しかも、契約内容、料金プランが販売店によって千差万別で、極めて複雑で分かりづらい内容となっております。自社の現在の契約内容を信頼できる業者に確認してもらい、より有利なプランを選ぶことが重要ということでした。

普段はなかなか意識しないところですが、通信機器・事務機器の料金は工夫次第で大きく経費削減できる可能性があることを知ることができました。経費削減に悩んでいる多くの企業にとって大変参考になるお話だったと思います。複雑で難しいところを分かりやすく解説していただき、あっという間の90分でした。米田先生、ありがとうございました。

次回は5月12日(土)で、いつもの勉強会ではなく懇親会として伊勢観光を予定しております。近日中に正式に案内させていただきますので楽しみにしていただければと思います。

(上村 裕是)