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参加レポート:第190回JLP「経営者が知っておくべき、これからの本当に役立つ法人生命保険とは?」


第190回 JLP参加レポート 

2019年4月6日(土)15時からJLPの190回定例会が開催されました。今回は「経営者が知っておくべき、これからの本当に役立つ法人生命保険とは?」というテーマで、メットライフ生命保険の船迫勇佑先生にお話しいただきました。

 今年2月に入ってから各保険会社及び保険代理店より一斉に法人向けの保険の販売停止の連絡が入り、一方、新聞やニュースにおいても販売停止が取り上げられていました。それは突然のような感じでしたが、生命保険業界の中では2年程前より、ある商品が金融庁で問題視されていたところ、国税庁が税務取扱を見直す案を金融庁に先じて示したことによることがわかりました。業界に通じていないとわからない話でした。そして、なぜその商品が問題視されていたのか、商品の設計について知ることができたのは大変興味深かったです。

 既に販売している保険についてまで遡及されるかについて、興味のあるところですが、言及は避けられました。

 次いで、いわゆる節税保険と言われる保険が本当に節税になっているか?について、結局は出したお金が、いくら戻ってくるのかどうかで判断すべきであり、単純返戻率が100%割っているのであれば、それは絶対に損しているはず。例えば、毎年1千万円を5年払込して5千万円、単純返戻率が90%で戻ってきたお金が4千5百万円であれば、5百万円の損です。事業をしているのであれば5百万円の利益を出すために、営業利益率が5%であれば、1億円の売上高が必要となるといった事ではないかと感じました。

 一方で、経営者の中には、それでも税金を払うのは嫌だという方もおられます、と言うのはわからない話ではないなと思いました。

 今後の法人生命保険のあり方としては、本来の生命保険に期待される保障内容を理解し、正しい知識と活用方法を知った上で入るべき、保険営業のあり方も、節税ありきではなく、本来の必要な保障と言うものをしっかりとお伝えした上では販売すべきと言う締めくくりでした。

 正に旬のテーマでしたし、改めて生命保険の活用について考えさせられる内容でした。

 講義後は、鳥焼き肉の「しちりんや」にて炭火七輪で鳥を焼いて頂くコースでした。焼き鳥と言えば、串焼きですが七輪で焼いて食べるは珍しく、ボリュームもありしっかりと食べて飲みました。また通常、夜は販売していない名物の親子丼を特別に作ってもらい、皆で分けて頂きました(笑。

 ご参加頂きました皆様、ありがとうございました!
 来月5/11は野外イベントで京都伏見の酒蔵巡りです。
 奮ってご参加くださいね!

(日下 一郎)