2013年6月17日(月)に、会員限定のJLP分科会『士業・専門家のための「創業計画書」セミナー』が開催され、27名の皆様にご参加頂きました。参加者の皆様、お疲れ様でした。
講師には、6月8日の定例会に引き続き、日本政策金融公庫阿倍野支店 融資第二課長で、中小企業診断士でもある永井俊二さんにご登場頂きました。また、アシスタントとして同 課長代理の大山真矢さんにも、ご同伴頂きました。
さて、定例会では、主に制度や取組についてお話し頂き、基本編という位置づけでしたが、今回の分科会では、融資の申請手続きについて、より実践的な実務編となります。
事業を始めて数年もすれば、取引実績や財務データをみて融資の可否ができるものの、創業融資の場合は、そういった実績やデータがないことから、経営者自身の経験や能力、事業計画について判断していくこととなるため、それを説明する創業計画書がより重要性を増します。この点を融資する側は、どう見ているのかをお話になられる永井さんの言葉には、創業を支援する熱い想いが込められていました。聞いているこちらも思わず熱くなりました。
融資する側は、創業計画書に、どういったことを書いてほしいのか、また、融資する側はどういう点を注意して見ているのかのご説明の中、随所で、担当者の本音を語って頂きました。こういった本音トークは、実務の者にとって、とても参考になります。創業計画書の作成にあたって、士業や専門家に期待しておられる点のお話は、参加者の多くの方が参考になったことでしょう。
モデルを設定したワークをしながら、計画書に記載すべき内容をひとつひとつ丁寧に解説頂いて、とてもわかりやすかったです。充実したパワーポイントをご用意頂き、本当にありがとうございました。
この創業計画書セミナーは2回構成になっていて、今回はその1回目となります。次回の2回目も、引き続き永井さんに具体的なお話をお聞きすることができるということなので、今から楽しみです。
ご参加頂いた皆さんの多くからも「参考になった」「勉強になった」「わかりやすかった」と好評を頂きました。参加者の皆様、ご参加ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。
分科会の後、講師の永井さん、アシスタントの大山さん他有志12名が集まり、「坐・和民」で懇親会を行いました。
永井さん、大山さん、その他参加者の皆様、お忙しい中、遅くまでありがとうございました。
(石田 友彦)