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参加レポート:2013/9/18 【会員限定】JLP分科会1

参加レポート:2013/9/18 【会員限定】JLP分科会「戸籍の見方、取り方、調べ方」


2013年9月18日(水)、司法書士法人 谷町綜合事務所 代表司法書士 松本和城先生を講師にお招きし、JLP分科会 『今さら聞けない!?戸籍の見方、取り方、調べ方』が開催されました。ご参加くださいました皆さん、お疲れ様でした。松本先生ありがとうございました。

戸籍謄本が必要になる場面はいろいろありますが、なかでも相続の際には、被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本等が必要になり、出生まで遡ること、また戸籍が連続していなければならないこと、そもそも戸籍がつながるってどういうことなのか等、わかりにくい・難しいと感じられる方も多いと思います。

そこで今回の分科会では、講義を聞いた後には連続した戸籍を読むこと・取ることができるように、松本先生にお話を頂きました。戸籍を読むポイントについて、①戸籍法の改正と②新しい戸籍の編製に分けてお話頂きました。

度重なる戸籍法の改正により、明治から平成までの間に6種類の戸籍が存在することが戸籍を複雑にしている理由のひとつとのことで、昔の戸籍について戸籍謄本の見本をみながらお話頂きました。昔の戸籍は読み取るのが難しく、松本先生の解説を聞いて、「なるほど!」という声もあがっていました。また現行のコンピュータ化された戸籍とコンピュータ化前の戸籍についてとくに詳しくご説明頂きました。

戸籍のここを見ればいいというポイントをお聞きしたあと、実際の戸籍謄本を使ってのワークをして頂きました。前の戸籍にさかのぼる方法、次の戸籍を追っかける方法を教えて頂いたあとのワークで、皆さんの理解もさらに深まったことと思います。

相続の際に必要となる書類は戸籍のほかにもあり、被相続人・相続人それぞれについてどんな書類が必要で、なぜその書類が必要なのか、また役所での取得方法もお話頂き、たいへん参考になりました。また講義・ワークを通じて、改製原戸籍、除籍、戸籍の附票などさまざまな書類についても知識の整理ができたのではないでしょうか。わかりにくい・難しいと思っていた戸籍について、誰かに教えてあげたくなるような、仕事にも生活にも役立つ講義でした。

分科会の後、坐・和民にて懇親会を行いました。平日の夜遅い時間にもかかわらず多くの方にご参加頂き、交流を深めることができました。ご参加頂きました皆さんありがとうございました。

(坂本理子)