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アイキャッチ参加レポート

参加レポート:プロフェッショナル 私の仕事の流儀(202)


2022年4月1日(金)19時、大阪産業創造館(産創館)にてJLPの第202回目の定例会が開催されました。

コロナ禍の影響で、長らくリアル会場での定例会の実施はできていませんでしたが、ようやく産創館での開催を実現することができました(リアルとzoomでのハイブリッド形式)。

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定例会のテーマは、某テレビ番組のイメージで「プロフェッショナル 私の仕事の流儀」です。講師の人生のターニングポイント、今の仕事に至った経緯や仕事に対する思い等を語っていただくことで、参加者の方に仕事上のヒントを与え、更には参加者と講師との円滑な交流を図る企画です。

講師はJLP理事でもある石田友彦さん(アイソシア行政書士事務所所長、株式会社アイソシア代表取締役)です。

 

石田さんにはこれまでの略歴をまとめたスライドを映しながらお話いただきました。ご自身の人生のイベントと、その年に起こった社会や経済の動きも併せて記載されており、時代感覚がリアルに伝わるよう分かるように工夫していただきました。

 

現在、株式会社アイソシアとして翻訳やWeb制作、EC通販業務を、行政書士(アイソシア行政書士事務所)として許認可手続きや外国人の在留資格取得申請等の業務をされています。

損保子会社での勤務を経て、行政書士登録、独立をされた石田さん。民商に加入したり行政書士会で様々な役を担当したことを機に案件の受注が増えたり、経産省が起業を後押しする施策を進めていたことを背景に会社設立の業務を始めたりといったエピソードを語っていただきました。また、サブプライムショックにより建設業が大打撃を受け建設業の許認可業務にも多大な支障が出たことや、急ぎということで料金後払いで着手して無事に許認可を取得したのに支払をしてくれなかったといった苦労話もありました。

 

石田さんの仕事の流儀として、今のように変化が激しく予測が困難な時代では、綿密な計画を立てて実行していくという「PDCA」は難しく、「VUCA」(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性を合わせた造語)、「WOOP」(願望を意味する「wish」と結果の「outcome」、障害の「obstacle」、計画の「plan」の頭文字)が大事である、また、とりあえずやってみる、しんどいことであってもそれが仕事になる、というメッセージをいただきました。

 

ご準備いただいたスライドでも紹介されていた通り、過去から現在に至るまで日経平均株価や円相場は急激に変化しており、また、同時多発テロやリーマンショック、新型コロナウイルス感染症と、予想もできないような出来事が起こっていることを踏まえると、より一層石田さんの上記のメッセージの深さを実感した次第です。

この定例会には、講師を含め11名の方がリアルで参加いただき、2名の方にはオンラインで参加いただきました。開始前と開始後に、参加者同士で名刺交換の後に互いの仕事に関する活発な会話や交流がなされ、改めてリアルで対面して交流することの意味や重要性を実感しました。

オンラインだと遠方からでも気軽に参加できるというメリットがあり、リアルとオンラインそれぞれの長所を組み合わせることで、今後もJLPの定例会を進めていく必要があると考えました。

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まだ新型コロナウイルス感染症は予断を許さない状況ですが、JLPとしては感染対策をしつつ、会員の方同士の交流を促進してご自身の事業に役立てるような定例会やイベントを開催していきたいと思います。

 

JLP理事:上村