2018年6月1日(金)、第182回JLP定例会を開催いたしました。今回は「よりよい生活や仕事、人間関係を手に入れる技術 アンガーマネジメント」と題して、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会アンガーマネジメントファシリテーターの河野千鶴様にご講義頂きました。
まず怒りの感情について理解することが重要であるということで、怒りとは何なのか、そして怒りには4つのタイプがあることをご説明頂きました。また怒りは第二次感情であり、単体で存在するものではなく、意識していなくてもネガティブな感情がベースにあることを、感情をコップに例えてお話し頂き、よく理解できました。そして、アンガーマネジメントの3つのポイント、衝動のコントロール、思考のコントロール、行動のコントロールについて教えて頂きました。
衝動のコントロールでは、怒りのピークが過ぎるのを待つことで、怒りをコントロールできるというお話がありました。少し時間を置くことや、怒りのレベルを考えてみることにより、冷静になることができること、また、ワークを通じて、日常感じている怒りのレベルは意外と低い、ということがよく分かりました。
思考のコントロールでは、怒りは自分と相手の価値観のずれによって発生していることから、自分とは少し違うけれど許容できる範囲を広げることが重要であり、そのための努力が必要である、というお話がありました。
行動のコントロールでは、怒ることで変えられるものか変えられないものかという基準と、重要か重要でないかという基準で分け、その区分によって対応を決める、というお話がありました。変えられないことについては、現実を受け入れてほかの方法を探せばよいとのことで、難しいですが努力してみようと思いました。
講義はたいへん分かりやすいご説明にワークも交えて頂き、怒るべきことは上手に伝え、怒る必要のないことには怒らないことで、良好な人間関係を築くことができると実感できました。
講師の河野先生、ありがとうございました。ご参加くださいました皆様、おつかれさまでした。
次回の定例会は8月3日(金)です。詳細は後日ご案内いたします。次回もどうぞよろしくお願いいたします。
(坂本 理子)